ゆるやかに すこやかに ぼちぼちと
義務教育終了後の、15才からおおむね20才までの家庭で生活することができない子どもに生活の場を提供
し、自立を支援するものです。児童福祉法に基づく児童自立生活援助事業で、児童相談所等の関係機関と連帯して子どもたちの
生活と自立を支援しています。
対象となる子どもたちは、被虐待・発達障害・高校中退・少年院からの身元引受など様々な困難を抱えているこ
とも多く、高年齢児童であるため経済的・社会的自立は差し迫った課題となってのしかかっている状況です。
当団体では峠のまきば(男子)・愛子2(女子)を運営しています。社会に早く「出す」のではなく自分の考えと
意志と力をもって「出る」、退所後の数十年を安心して働き生活していくために今必要なことを身につける、を頭におきながら
の生活・自立支援と、あたたかで穏やかな「帰ってこれる居場所」づくりに取り組んでいます。
「安心して生活を営める」力を身につけられるよう、それぞれの必要や状態にあわせて
職員のサポートを受けながら、掃除・洗濯・金銭管理・時間の管理等に取り組んでいきます。居室は
1名ないし2名1室利用です。
共同生活のマナーや最低限のルールありますが、ホームを出れば自分で生活を組み立て維持
していかねばならないため、自由度の高いなかで、自分で考え、生活していく力を、時間はかかっても今の
間に身につけていこう、という方針をもっています。
高校生やアルバイト、働く練習段階など、ホームの子どもたちはそれぞれ目標や状況は 異なります。そのため、できる限りひとりひとりに応じたサポートを行っています。 仕事探しや高校卒業課度認定取得などの学習支援、運転免許等の資格取得支援、働く練習の場の提供を フリースクール等との他事業や、協力して下さる団体・個人の皆様と共に行っています。